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2018.03.31 20:30

団塊、バブル、ゆとり…人付き合いのために知っておきたい、〇〇世代の特徴

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団塊世代やゆとり世代など、私たちをひとくくりにまとめた“〇〇世代” 。この言葉に「自分の生まれた時代は恵まれていたのか」と考えてしまうことがありますよね。

最近は“バブル以来の好景気”などといわれているようですが、一番活力があったのはどの世代だったのか? 『みんなの声』ではアンケート調査を行いました。

■アンケート「戦後に生まれたさまざまな世代で、もっとも活力があったのはどの世代だと思う?」 (総投票数:3,255票)

1位 【団塊世代】 1,889人 (58%)
2位 【バブル世代】 828票 (25%)
3位 【その他】 163票 (5%)
4位 【団塊ジュニア(氷河期・ロスジェネ)世代】 123票 (4%)
5位 【ゆとり世代】 104票 (3%)
6位 【新人類世代】 103票 (3%)
7位 【しらけ世代】 45人 (1%)

アンケートでは【団塊世代】が圧倒的な1位になりました。ほかにも、さまざまな“世代”がランクインしていますが、中にはあまり普段から使われていないものも見られます。

簡単に説明すると、日本の戦後世代は【団塊世代】(1947~49年生まれ)、【しらけ世代】(1950~60年生まれ)、【新人類世代】(1950年代後半~64年生まれ)、【バブル世代】(1965~70年生まれ)、【団塊ジュニア(氷河期・ロスジェネ)世代】(1970~84年生まれ)、【ゆとり世代】(1987~2004年生まれ)の順で推移してきたといわれます。

会社内や親族との人付き合いで、「あの人の言動って、どうも苦手だな」って思うことはありませんか? もちろん人の個性はそれぞれですが、もしかすると苦手意識の根幹は、育った世代の違いにあるのかもしれません。

今回はそんな考え方や行動を理解するヒントになるような、世代ごとの仕事観や人生観の違いを解説したいと思います。


モーレツ世代としらけ世代

【団塊世代】は第二次大戦後すぐの「第1次ベビーブーム」に生まれた、圧倒的に人口の多い世代。親世代がまだ経済的に豊かでない時代に育ち、自力で生計を立てることが求められました。彼らが大学生だった1968年は学生運動が隆盛で、社会に出た1970年代前後は、右肩上がりの高度経済成長期であったため、“未開の分野を切り開く”“がんばれば報われる”といった体験をしています。パワフルな反面、家族よりも仕事を優先。声が大きく暑苦しいなど、ネガな部分もあるようです。

そんな熱い【団塊世代】を見ながら、下火になった学生運動への無力感や、社会・政治への無関心が広がる中で大人になった世代が【しらけ世代】です。この性質は続く【新人類世代】にも受け継がれています。彼らは経済成長の恩恵を背景に、文化的にも豊かになりつつある時期に青春を過ごした世代で、マンガ、アニメ、ゲーム、アイドルなど、サブカルチャーの洗礼を受けた第一世代でもあります。


バブルの光芒が分水嶺に

1985年の金融緩和で不動産の資産価値が上がり、これによって生じた好景気が1988年から1992年までの「バブル景気」。企業は規模拡大のために社員の大量採用を行い、就職活動は空前の売り手市場となりました。この時期に社会人になったのが【バブル世代】です。カネがあふれ、既存ビジネスより新規事業が重視され、未経験な若者の新奇なアイディアも採用されました。

当時の若者はクルマ、ファッション、グルメ、ディスコなどの消費行動に積極的で、流行に敏感であることが新しい価値となりました。その“軽薄さ”がネガティブに語られることがありますが、この世代のコミュニケーション能力、自分らしさへのこだわりは、ほかの世代にはない特徴です。

その後、バブル崩壊によって企業の採用状況が一変し、求人数がぐっと少なくなった時代に就職活動を経験したのが【団塊ジュニア世代】。就職氷河期世代、ロスジェネ世代などともよばれます。特に、1970~74年生まれは第二次ベビーブーマー期で人口も多く、厳しい受験戦争を経験したあとに、就職氷河期を迎えました。企業倒産やリストラを身近で経験し、組織を離れても評価されるスキルや資格取得に積極的で、自分の専門性や市場価値への意識が高いとされます。

この頃から雇用形態によって経済格差が広がり、同世代内での収入や消費行動が大きく異なるようになりました。また、1975年生まれ以降の人は、ネット文化で育った第一世代であり、個人と社会のつながり方にも多様性が見られるようです。


季節はめぐる、本当に大切なものって?

2002年~2010年に施行された学習指導要領(小1~中3)に沿った教育を、一般に「ゆとり教育」とよびます。授業時間数を減らして「生きる力」を身につけるというビジョンをもった、この教育を受けたのが【ゆとり世代】です。

彼らはバブル崩壊後に育ち、好景気を一度も経験しておらず、仕事と自分の生活のワークライフバランスに意識的です。会社での地位や収入より、自分の内面の充実感を重視する傾向があるといわれます。会社から離れてボランティアや社会貢献の分野で活躍し、自己実現を目指す人も多く、会社を必ずしも中心としない仕事観や人生観は、【バブル世代】以前の考え方とは大きく異なります。

よく、「世代が違うから、あの人のことはわからない」などといわれますが、育った時代背景や経済状況を想像すると、各世代の価値観が見えてくるのではないでしょうか。その中でも、それぞれの世代が自分なりに豊かで充実した人生を模索しているということを、世代間のギャップを感じたときには忘れないでおきたいですね。

(文 / 岸田キチロー@H14)

参考:『「団塊」「バブル」「ロスジェネ」「ゆとり」… サラリーマン世代論 』(日本経済新聞 2016年4月12日付)


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